「木目金」とは江戸時代に誕生し400年の歴史がある伝統工芸技法です。
杢目金屋ではこの技術を研究調査する機関を設立し、貴重な木目金作品を保存するとともに、その特性を活かしたジュエリーを制作するリーディングカンパニーとして、伝統技術を生きた技術として現代に伝えています。
国内外の博物館等の協力により、収蔵されている木目金の作品を調査、研究し、技術の継承に努めています。
2006年1月 ボストン美術館
2015年3月 スイスバウアーファンデーション東洋美術館
2015年3月 デンマーク工芸博物館
2018年6月 オックスフォード アッシュモレアン博物館
2018年6月 大英博物館
杢目金屋代表髙橋正樹は毎年1点江戸時代の木目金作品の復元制作を行い、木目金技術の継承、現代への応用に取り組んでいます。
「日本最古の木目金」秋田県指定有形文化財
小柄 金銀地杢目鍛 銘 正阿弥伝兵衛 復元制作 髙橋 正樹
セミナー
木目金について広く国内外の一般の方へ普及することを目的とし、木目金セミナーを開催しています。
出版
木目金に関し、歴史・文化・作品・技法など体系的にまとめた書籍を監修・刊行しています。
広く一般の方にも江戸時代等に制作された木目金及び関連の作品をご覧いただき「木目金」に興味をもっていただくことで、未来に活きる木目金の技術の継承と発展を目指しています。
「木目金」とは、異なる金属を幾重にも重ね合わせたものを、丹念に彫って鍛え、美しい木目状の文様を作り出す日本発祥の金属工芸技術です。江戸時代初期、刀装具の職人だった正阿弥伝兵衛によって考案されたと言われています。平和の世となった江戸時代には町人文化の隆盛と共に装身具や生活用品に用いられ発展しました。